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2021/01/01 12:00:00

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Statement

Creative Writing Spaceは、インターネット上にあたらしい文芸投稿の「場」を創造する試みです。

誰でも気軽に投稿できる自由さと、程よい緊張感。多様なジャンルが交差し、つねに面白い挑戦が行われている——そうした開かれた創造空間をめざしています。

開かれた創作の「場」

 文学という営為そのものが時代の変化の中で意義が問われ久しい状態です。

 投稿サイトの多くは特定のジャンルに特化していますが、その多くが島宇宙的な趣味の共同体として閉鎖的なものとなりがちです。「詩のサイトだから傍若無人に振る舞っていい」「ライトノベルだからいい加減なノリで当然」——ジャンルを免罪符にしてしまう風潮は、表現の幅を狭め、創作空間を閉ざされたものに変えてしまいます。

 Creative Writing Spaceは、ジャンルに縛られない「開かれた創作の場」を理念に掲げます。異なるジャンルや背景をもつ書き手たちが集い、自らの作品がどこまで届くかを試す。緊張感と多様性を伴うやりとりが、創造性を豊かにすると考えます。

 これまで複数の芥川賞候補作家を輩出してきた「しろねこ社」や、本格派ファンタジーで知られる「名興文庫」とも連携し、サイトの外部との接点——すなわち作品を「外に出すための窓」も順次整え、風通しの良い空間を目指します。

自律的で、対話のある「場」

 Creative Writing Spaceでは、作品を投稿するには、まず他の書き手の作品にコメントをつけ、「スペースコイン」を得る必要があります。この仕組みにより、ただ作品を投稿するだけでなく、「読み、語り、批評し合う」文化を自然と育てることを目指しています。

 一方的に作品を発表したいだけなら、個人ブログで十分でしょう。しかし、投稿サイトはそうではありません。すべての参加者が受益者であるとともに、読者であり、批評家であり、場の共同制作者でもあるような、繊細で豊かな空間です。

 コミュニティが荒れたり停滞したりする原因の多くは、無責任な言動です。そこで本サイトでは、コメント削除・投稿者ブロック・ワンクリック通報といった機能を整え、誰もが安心して参加できる土壌を整備しています。また場を揺さぶるような振る舞いは運営事務局として早期に介入するようにしています。

 知的であたたかなサロンのような雰囲気を自然と生み出すよう場をデザインしていきます。読者の反応や、他者との対話によって、自作の価値が再発見・再定義される——それこそが文学の停滞に抗う、最も確かな方法だと私たちは考えます。優れた読み手や批評家を惹きつけ、意義のある対話が交わされる場をつくるための仕組みづくりに力を注ぎます。

常に進化しつづける「場」

 Creative Writing Spaceは、生成AIを活用して構築されており、新機能の開発や改善が、AIとプログラマーの協働により柔軟かつ迅速に行われています。スペースコインの送金を活用した参加者同士の自由な取引、バッジランク制度など、文芸投稿サイトとしては珍しい機能を取り入れ、サイト内活動の活性化を図っています。

 将来的には、暗号資産と連携し、スペースコインに外部的な経済価値を持たせる構想も進行中です。また、メタバース空間での作品展示といった新しい表現のかたちにも挑戦しています。

 企業による金銭目的のプロジェクトではありません。有志によって立ち上げられた小さな試みですが、参加者との対話を重ね、小さな改善を一つずつ積み上げながら、停滞のない面白い「場」を目指しています。


 私たちは、「場」というものに強いこだわりをもっています。

 この「場」を大切にしてくださる方を歓迎し、そうでない方には、たとえどなたであってもご遠慮いただきたいという強い意志を持って運営しています。文学の後退、表現の空洞化が進む現代だからこそ、もう一度、創作の「場」を丁寧に設計しなおす必要がある。Creative Writing Spaceは、創造的な書き手が心から参加したくなる場所を築くための、ささやかでありながら、真剣で遊び心に満ちた挑戦です。