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2021/01/01 12:00:00

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詩は強風を眺めている(詩はあるくXVIII)

台風のニュースが流れる
遥か南の海上を
東北東に進路をとり
940hPaに発達し
何百kmも離れたここの
空気をも吸い込んでいく。

聞き慣れない風音と
渦巻く黒い雲とを
わたしの肩に掴まっている詩は
「今日は早く帰ろね」と
朝からつぶやいていた。

午後
どこからか飛んできた
ビニールが空を飛んでいくのを
ただ 眺めていた。

小さな詩は
飛ばされないように
胸ポケットに
入っていてね。

そう呟いて
わたしはあるく。
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 ケルビィン

 2025/10/11 12:22

やっぱりこの優しさがいい。ネット詩は不思議と汚さを希求するけれど、せふりさんはそうじゃないからいいんだ。
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 及川まゆら

 2025/10/11 22:51

そうか、なにげ怠いのは気圧の……と、気が付くことのできる日常を詠む詩。
国語の問題集に見るような整った文章がすっきりとして、よい。
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 百彪

 2025/10/12 11:00

そう言えば子供の頃は台風が来るとワクワクして胸が踊ったもんですが、今や台風の接近をニュースで見るとうんざりしてしまいます。

それでも自然のエネルギーの塊は、心を揺さぶるものがありますね。
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 藤 一紀

 2025/10/12 21:17

詩は小さく、やや怖がっているふうだ。「わたし」はやさしい言葉をかけはするが、「早く帰」る気はどうもないらしい。「わたし」が詩のことをどこまで考えているのか謎だが、ベタベタしていないところは好ましい。やさしいけれども甘やかしてはくれない「わたし」と歩きながら小さい詩がどのように成長していくのか楽しみだ。
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