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黄色い香り

金木犀のあの香り――

あれはきっと、かたまりのまま
町の中をただよっている。

四辻で 堤防で バス停で コンビニの前で
立ち止まっている人を

包み込んで、
また離れて、
かたまりのままに、
ふわふわとただよっている。

そして雨上がりの、
冴えわたった空に、
かたまりのまま、
登っていくのだろう。
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 尾崎ちょこれーと

 2025/10/18 12:45

金木犀って、詩にしたくなりますよね。
もう、「金木犀」って言葉を置くだけで
鼻がくすぐったくなり、
その香りを探しはじめてしまいます。
柔らかで優しい作品、
こころがほわぁっと
黄色い香りに
包まれました。
ありがとうございます。
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 藤 一紀

 2025/10/18 16:26

方向性はなんとなくわかる気がするが、「立ち止まっている人」の香りに対するさまざまな感じ方を語り手の空想がひとくくりにしているようにも取れ、結果的に全体の印象に影を落としているようにも思えた。具体的に言えば《金木犀のあの香り》の「あの」と「あれ」。これだから指示語はこわい。
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 澤あづさ

 2025/10/18 17:48

あれはきっと、かたまりのまま
町の中をただよっている。

四辻で 堤防で バス停で コンビニの前で

これは言い得て妙。たしかに金木犀の香りは、日本四大香木と並び称される強香の木々のものと比べても「かたまり」率が高いような気がします。特に自転車で道を走っていると、ところどころで金木犀の香りのかたまりにぶつかるような幸せな感覚に襲われますね。なにせほかの木とは数が違う。沈丁花も梔子も蝋梅もあるところにしかないが、金木犀はどこにでもあるから、いつどこから香ってくるやらつかみかねる。

日本の一般に流通している金木犀がすべて雄株で、挿し木でしか殖えないことを知った折には、日本で金木犀がソメイヨシノなみに愛されていることに驚いたものでした。植えなければ絶対に殖えないにもかかわらず、これほどにどこにでもあるという事態を、「愛されている」と呼ばずなんと呼ぶのでしょう。この詩にも金木犀への愛着があふれていて芳醇です。
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 𝚂𝙷𝙸𝙽𝙸𝙶𝙸𝚆𝙰 𝙻𝙰𝚂𝚃 𝙱

 2025/10/19 05:47

キンモクセイって、夏の終わりにそっとジャスミンと入れ替わって上空を漂ってる香気の層って感じがします。匂いを構成する成分が近いらしいです(ふわっと調べた結果)
見えないものの輪郭を掴んで淡い感情のよすがとする在り方が素敵だと思いました
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 理乃碧王

 2025/10/19 08:26

金木犀、懐かしいですね。
自宅の外に植えていた時期があり、秋になると黄色い小さな花弁と香りが懐かしくなります。
昔は、家の庭で栽培しているご家庭が多かったのですが近年見ることが少なくなりました。

詩に関してですが、金木犀の優しさと温かさを感じられます。
久々に金木犀に会いたくなりました。
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