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2021/01/01 12:00:00

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詩は屋上をあるく(詩はあるくXIX)

休日なのに目が覚めた
カーテンの向こうは薄い色

立冬を過ぎた週末 まだ六時前

ぼんやり色の曇り空
カーディガンを羽織って屋上に出る

色のないあさ
音のないあさ

湿り気のあさ

詩は小さな屋上を一回りして
手すりに座って見上げている

湿度は80%
雨にはならない 日の出の向きはどっちかな

詩はうろちょろあるいて見渡すけれど
空はぼんやりしたままで


キッチンに降りてコーヒーを入れる
大きなマグから昇る湯気

温かなカップを抱え 扉を開ければ


僅かな切れ間にやっとの茜
詩は湯気の向こうに色をつける

一筆だけの 茜色
それが今朝あるいた 朝の色。
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 及川まゆら

 2025/11/16 13:32

朝の一時ですね。
今月の満月、翌日は6時頃まで空が暗くて月が見えていました。外に居ないと見られない空と気温、肌に感じながら時を刻む瞬間、何かを見たような気持ちになりますね。
枕草子(清少納言)も「冬はつとめて」早朝がよいとされている理由がこの詩から、よくわかります。
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