【1:はじめに】
田伏正雄コイン(以下、TABUSE)は、あたらしい文芸投稿サイトCreative Writing Space(以下、CWS)の活動と連動した、コミュニティ型の暗号資産です。CWSでは、ユーザーが作品にコメント/批評をすると「スペースコイン」というポイントが付与されます。TABUSEは、そのスペースコインの貯まり具合に応じて運営からエアドロップ(無料配布)されるトークンであり、CWS内での批評コメントの活動量に比例して供給されます。
現在、トランプコインやシバイヌコイン等、オンライン上のジョーク(ミーム)に基づくミームコインが注目され、巨額の市場、経済的インパクトを齎しています。TABUSEは単なるジョークや投機的なミームコインではなく、実在する文芸コミュニティと価値が連動する文化的な試みです。クリエイティブライティングと経済が結びつく、新しいスキームを提案します。
なお、CWSは2025年に生成AIとともに設計された文芸投稿サイトです。リリースから間も無いながらも既に複数の出版社と連携し、日本の硬派な純文学系サイトとして最大規模の投稿数と批評のクオリティを誇ります。
【2:プロジェクトの目的】
TABUSEには、以下の3つの発行目的があります:
1. 文芸投稿や批評といった文学的行為に、経済的価値を結びつける
2. 暗号資産と無関係なコミュニティを基盤にした、あたらしいミームコインのあり方を、真面目な遊び心を持って開拓する
3. ミームコインとの結びつきをフックに、文芸投稿サイトとしてのプレゼンスを高め、先鋭的なユーザーに訴求する
これまでのミームコインは、ネタや投機で終わることが一般的でした。TABUSEは、通常のミームコインとは異なるアプローチで「日本最高峰の文芸サイトでの文学的活動の総量がトークンの価値になる世界」の実現を目指します。
【3:ミームとキャラクター】
TABUSEの象徴となるのは、「田伏正雄(たぶせ・まさお)」というキャラクターです。
* 身長190cm、体重150kg
* 鼻毛が伸び放題
* LGBTQには該当しないが、自身を女性と自認し、堂々と女風呂に侵入する
* 身体中にアワやヒエを貼り付け、愛らしい小鳥が群がる
* 正体不明だが、人を惹きつける不思議な魅力を持つ
彼に関わると、知らないうちに自分も田伏に似通ってくる。 まるでミイラ取りがミイラになるように、文学の世界に巻き込まれて変容していく現象を象徴しています。言語のみで構築されたモンスター的存在である田伏正雄を標章したTABUSEは文学の混沌と業の深さをトークンとして可視化する試みです。
【4:スペースコインとTABUSEの構造】
スペースコイン(CWS内ポイント):
* CWSでコメント(批評)を投稿すると獲得できるポイント
* 投稿時に必要。またCWS内のバッジランクと紐づく
* サイト内で各ユーザーがP2Pで送付/受領することは可能。なお、資金決済法上の要請を鑑み各ユーザーの取引には運営は関わらない
* ユーザーが保有するスペースコインの総和の7/3を運営が自動的に保有する(追ってサイト内での機能実装を予定)
* ユーザーがコメントを付ける以外の方法では増えることがない
TABUSE(暗号資産):
* スペースコインを1000枚以上保有しているユーザーが申請可能
* 1000スペースコインにつき1TABUSEがエアドロップ(無料配布)される
(スペースコインとTABUSEの換算レートは追って検討を予定)
* 片道変換:スペースコイン→TABUSEのみ。逆は不可
(この設計は、資金決済法上の要請により、スペースコインが法的な「通貨」として扱われないようにするための配慮)
* 運営は運営アカウントとして保有するスペースコインの全額に相当するTABUSEを保有。うち2/7を将来的に取引所にて上場する想定
* TABUSE保有者は、サイト内で特別なバッジや称号が付与されることがある
* 今後、TABUSE保有者によるCWS運営方針決定時の投票など、ガバナンストークンとしての機能付与を検討
【5:トークン設計と供給モデル】
TABUSEのユニークな点は、その供給がCWSコミュニティの活動量に連動していることです。
* コメントが増えると、スペースコインの発行量が増える(コメント以外の方法では増えない厳格な仕組み)
* スペースコインの保有者がTABUSEを申請できる
* 結果として、CWS内での活動量がTABUSEの供給量と直結
このモデルにより、TABUSEは「文芸投稿サイトの活動総量を表す暗号資産」として機能します。
なお、運営保有トークンの2/7をDEXに上場する方針ですが、今後の活動によっては中央集権的取引所への上場も検討し得ます。
【6:技術仕様】
トークン名:和名:田伏正雄コイン(英名:Tabuse Coin)
ティッカー:TABUSE
単位:TABUSE
チェーン:Solana(予定)
最大供給量:スペースコインの総量に応じて動的に増加。1
1000スペースコインあたり1TABUSEとして、供給量を自動コントロールする想定
(換算レートは追って詳細な検討を想定)
初期流通量:運営者が保有するスペースコインの総量に応じて発行。うち2/7をDEXで放出する想定
配布方向:運営者による申請制エアドロップ(販売は行わない)
上場予定:Solana系DEX(Raydiumなど)への上場を検討
【7:TABUSEの入手方法】
* CWS内でコメント活動を行い、スペースコインを貯める
* スペースコイン1000枚以上保有し、運営が推奨するウォレットを入手することで、運営にTABUSEの配布を申請可能
* 申請が承認されると、SolanaウォレットにTABUSEが送付される
* 将来的に、取引所での売買・流通も可能になることが想定されます
【8: 法的ポジションと注意事項】
* TABUSEは暗号資産としてSolana上に発行され、DEX等での上場・流通を検討しています
* 運営による販売は行わず、CWS内での活動量に基づいた無料配布のみを行います
(本邦では暗号資産の販売に暗号資産取引所免許が必要になるため)
* TABUSEの保有は金銭的利益を保証するものではなく、保有目的はコミュニティ参加と文化貢献への意思表示にあります
※スペースコインはCWS内のみで使用される非通貨ポイントです。ユーザー間での「応援」「お願い」などのやり取りは可能ですが、金銭的対価ではありません。
またスペースコインの取引について運営は関与せず、あくまでP2Pの取引とします。これは日本の資金決済法の要請に基づき、スペースコインの授受が決済とみなされないようにするための配慮的措置です。
【9: まとめとビジョン】
TABUSEは、文学と経済を橋渡しする挑戦です。
* コメント/批評が、文化的/経済的価値の源になる
* トークンの保有が、文芸創作への応援につながる
* トークンの取引が、新たな文芸経済のマーケットを生む
遊び心と真剣さ、批評と笑い、そしてコミュニティとブロックチェーン。 TABUSEはそれらを結び直し、創作の未来に投げかける「クリエイティブライティングが生み出す通貨」です。
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ハギワラシンジ
2025/04/05 11:05
ワクワクします。
serendipity
2025/04/05 13:48
花緒
2025/04/05 16:04
ーーーーー
『暗号資産の発行計画に関するホワイトペーパー草案』
を拝見し、文学とトークンエコノミーが少しずつ形をなしているようでワクワクしています。
作品に対するコメントというよりも、内容に関する質問でしたので、こちらに記載させていただきます。
以下、質問です。
・スペースコインについて、単純に運営が総発行枚数の七割を保有するという認識で合ってますか?
・七割の場合、大部分を運営が保有することになりますがトークンのロックなどは検討されているでしょうか。(ユーザーは運営売りを不安視するため)
・トークンに発行上限はございますか?
以上になります。よろしくお願いいたします。